●電車の中で感じた最近の子育て事情(2004年2月)
入園の準備として・・・・・・

今月は、先月の続きの予定でしたがテーマを変えてお届け致します!!
今回の実況中継は、電車の中で感じた最近の子育て事情です。
ほんの少しファイヤーモードです!!
いよいよ2月ですね。
これから幼稚園に入園の方も、在園の方も、新年度に向けて色々準備が始まっていることと思います。
年末年始、私は人並みに休みを頂いて、家族で電車に乗りあちらこちらに出かけることが出来ました。普段の通勤・出張時とは違う感じで、周りには同じようなファミリーが沢山いました。
そこで以前から時々気になっていた事が連続でおきました。
それは・・・・・
子どもたちは当然の事ながら電車に乗ればおおはしゃぎです! 皆さんは、自分の子どもが車内で大騒ぎしたら、まず何と子どもに声をかけますか?
私が気になるのは、以下の様な言葉がけです!!

ミニ!ファイヤー!

『●●!! だめでしょ!! ほらー隣のおじちゃん怒っているよ!!』

『こらー! 隣の人に怒られるよ!!』

『なにやってのー! いつも言ってるでしょ!!』

最初の二つは、近くの人を利用しておどかしているだけですね!
勿論、本当に迷惑かけていると思えば、大人として謝罪が必要だと思います!
しかし、ここで一番言いたいのは公共の乗り物で騒ぐ事は、怒られるからとか、隣の人が怒っているからいけないのではなく、ごく常識的な事として子どもに教える必要があるということ!
『隣の人が怒っているでしょ』ではなく『電車の中で騒ぐ事はいけない事だよ』と。
そして、その親として自分の子どもが回りに迷惑をかけたならその親が謝罪する姿を見せるのが、子どものしつけだと思います。
『なにやってのー! いつも言ってるでしょ!!』
これも、私はしつけをしていない! と回りに宣言しているようなもの。いつも言っていれば子どもは理解しますよ!!

以前こんな事がありました。
ある幼稚園で、園児の乱暴がどうしても止まらず困り果てたお母さんに園長から一言。

園長:『お母さん! 今回だけは、今まで危害を加えてしまったお友達をお知らせしますので、今から一軒一軒謝罪に行って下さい。そして、1つだけ条件があります』
母親:『はい!どんな事でも・・・・・・』
園長:『謝罪は、お子さんと一緒に行って下さい。その際、乱暴の事は、一切しかったり、質問したりしないで、お母さん自身が相手のお母さんとお友達に謝罪をして下さい。決して自分のお子様に謝らせたりはしないで下さい』

こうして、そのお母さんは一軒一軒涙を流しながら謝罪をしてまわりました。勿論子どもとは何も話をしないでです。
すると、次の日から乱暴がぴたっと、止まったそうです。

子どもは、親の背中を見て育つのですね!!

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はっちゃんまん
 園と保護者と、園児の味方。
 北海道から沖縄まで全国の幼稚園・保育園を指導している。
1年間に飛行機に乗る回数は120回を超えるほど、日本中を移動。そんな中で「日記」を書いてくれています。
 理不尽なことが大嫌い。普段は「背広モード」か「体操モード」で元気で優しいが、あまりに理不尽なコトがあると「ファイヤーモード」に変身するらしい。
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