●「甘やかし」は非行のはじまり?(2006年11月)
こんにちは!
今年の野球はWBCも良かったですし、甲子園も、そして日本シリーズも
最高に良かったです。
野球人人気復活といきたい所です。
 最近、いやな事件が続いています。特に「少年犯罪」や「いじめ問題」などは、子どもを持つ親としては心配ですよね。
 『非行の火種は3歳にはじまる』(PHP研究所/相部和男著)という本を読みました。
 相部和男さんは少年院で1万人以上の子どもたちを見てきた方です。その本によると、非行の子どもたち(ほとんどが少年)の生活環境の中で、もっとも多かったのが親の「溺愛」「甘やかし」と書かれています。さらに、幼児期に甘やかされた子は、「その後更正がなかなかできない」ようなのです。
 「甘やかし」の一番の対象者は、母親。本の中では、愛情をこめて育てたつもりが、溺愛になり、反抗期にあたられるのが、母親というようなことが書いてあります。

 これだけではお母さんもどう子供に接すればいいのか分からなくなってしまいますね。
 私は先日、保護者対象の講演会でこのような「甘やかし」の話をしました。
 もちろん多くの方から、「ではどうしたらいいの?」と聞かれました。

 「甘やかさない」このことを非常にシンプルにまとめると、「子どもにできることは子どもにさせる!」この一言に尽きると思います。
 着替え、片付け、お片づけ・・・・。これらを親が手を出してしまうことで、子どもたちが自立できないのだと思います。
 これは体操の現場から私自身が学んだことです。

 そう思っていても、ついつい甘くなってしまうのが親心。子供のやってることに手を出す前に、ちょっと思い出してみてください。



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はっちゃんまん
 園と保護者と、園児の味方。
 北海道から沖縄まで全国の幼稚園・保育園を指導している。
1年間に飛行機に乗る回数は120回を超えるほど、日本中を移動。そんな中で「日記」を書いてくれています。
 理不尽なことが大嫌い。普段は「背広モード」か「体操モード」で元気で優しいが、あまりに理不尽なコトがあると「ファイヤーモード」に変身するらしい。
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