●WBCに見る組織論(2009年5月)
新年度が始まり1ヶ月が経ちました!
新しい環境にも慣れた頃だと思います。5月には大型連休もあります。
今年は車で遠出をする人も多いのではないでしょうか……。
楽しい連休を過ごして、また連休明けから楽しく通園、通学、通勤、家庭等で
頑張っていきましょう!!
今月は、あの感動のWBCの話題です!!
 第2回ワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)は、韓国との決勝戦を、イチロー選手の決勝打とダルビッシュ投手の最後の締めで、日本中の期待通り、いや期待以上の興奮と感動をもらいながら、2連覇という輝かしい栄冠と一緒に幕を閉じ、そして次への始まりとして終了しました。
 今年“はっちゃんまん”が変身したのも、このWBCがあることと二連覇を期待してのことでした!(ちょっとだけ、ほっとしました)

 さてさて、すでに2か月近くが過ぎていますが、改めてWBCを振り返りながら、現在の色々な状況、特にこの100年に一度の大チャンスをどのように乗り切るかを考えてみました!

 題して“WBCから学ぶ最強組織論”です。

1)監督を中心にチームが一つにまとまる!
 どんな組織でも一緒ですが、人が2人以上集まり、何かに向かっていく時はどうしてもリーダーが必要です。今回は、見事に原監督を中心にまとまっていました。
 そして、そのまとまりが試合ごとに強固なものになっていくようにも見えました。

2)与えられた役割を、それぞれが一所懸命に実行
 選手の中には、いつもと違うポジション、打順、登板するタイミングが違う場面で投げなければいけない選手もいました。また、いつもは試合に出ているのに、ベンチで控えにまわる選手もいました。しかし、それぞれの役割を一所懸命に、見事に実行していました。仕事やスポーツは自分の思うようにいかないことの方が多いと思います。しかし、その与えられた役割を全力でやる事が大切です。

3)日本のために
 優勝したあとのインタビューで、「これで日本が元気になってくれれば」という発言に感動しました。決して自分たちのためではなく、もっと大きな目的に向かっていたんだと思います。この「日本のため」に、「まわりの人のため」にという意識をみんなが持ったら、いつも以上の力がでるだけではなく、あのようにその場にいない人にも大きな感動を与えるだと思います。

 この話は、日本中の幼稚園、保育園、各種の講演会などでもお話をしています。
 良かったらそれぞれの組織で言葉を入れ替えて使ってみてください!!

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はっちゃんまん
 園と保護者と、園児の味方。
 北海道から沖縄まで全国の幼稚園・保育園を指導している。
1年間に飛行機に乗る回数は120回を超えるほど、日本中を移動。そんな中で「日記」を書いてくれています。
 理不尽なことが大嫌い。普段は「背広モード」か「体操モード」で元気で優しいが、あまりに理不尽なコトがあると「ファイヤーモード」に変身するらしい。
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著作紹介
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