●世界へ自信を持って良い影響を与えよう!!(2008年7月)
こんにちは! 沖縄はもう梅雨が明け“夏”全開です。
今年の夏も暑くなりそうです! さて、今月はちょっと硬い題名ですが、
子供達に言う前に、やっぱり大人が見本を見せなくちゃ!って、
そんな思いをこめてお届けします!
今月も元気にいきましょう!!
 英国BBC放送が2007年度に発表した“国際情勢に最も肯定的な影響を与えている国”というデーターがありました。他の文章に引用されていたのを見つけ、ふと目に留まった記事でした。『日本はいったい何位くらいなのだろう?』と。

 その調査結果によると、“国際情勢に最も肯定的な影響を与えている国の1つは日本”だそうです。27カ国の2万8000人が対象で、「世界に与える影響が肯定的か否定的か」という問いに対して、肯定的という回答の割合が最も高かったのが日本とカナダで、それぞれ54%。これに欧州連合(EU)53%、フランス50%、英国45%などが続いていました。
 つまり、日本は世界に良い影響を与える国・NO1と評価されているのです。
 これは素晴らしい評価ですよね! オリンピックやWBC(ワールドベースボールクラッシク)で代表選手がNO1になるのも嬉しいですが、このBBCの発表は我々全員を含めた評価なわけですから、やっぱり日本国民として嬉しい限りです。
 しかし、本当にこの評価で大丈夫なのでしょうか?「世界に良い影響」ってなんだろう……って考えてみました。
 それは、「常々子供に言っていることを大人がしっかりやっていること」だと思いました。“約束を守る”“弱いものいじめをしない”“困っている人がいたら助けてあげる”などです。
 ですが、こんな光景が目に入ると本当に残念で仕方がありません……。

 ・タバコのポイ捨てや、良く分かりませんが律儀に溝や下水道に捨てる人
 ・通勤時を含め、割り込みや、降りる人を先にしないで我先に電車に乗り込む人
 ・優先席もお構いなしに、好き勝手にしている人
 ・コンビ二の前、駅、車内、どこでも座ってしまう人
 ・飛行機に乗っても携帯でメール。注意されてむっとしている人
  などなど。

 こういった人たちの行動を年齢も性別も関係なく、非常にたくさん見るのです。
 これでもやはり世界一なのでしょうか?
 この状況でも世界一なら、おそらく、幼稚園・保育園で子供を言っていることを、大人になってもしっかり実践したら、宇宙で最も良い影響を与える国になるのも夢ではなさそうです。
“三つ子の魂百までも”といいます。つまり、子供に頃にいかに上記にあげたようなことをしないように習慣づけてあげるかだと思います。
 夏休みになれば家族で出かける機会が増えると思います。
 ぜひ、子供の見本となり、そして簡単なことをしっかりと実践し、世界の見本になっていきましょう!!

前の記事 ← ● → 次の記事
はっちゃんまん
 園と保護者と、園児の味方。
 北海道から沖縄まで全国の幼稚園・保育園を指導している。
1年間に飛行機に乗る回数は120回を超えるほど、日本中を移動。そんな中で「日記」を書いてくれています。
 理不尽なことが大嫌い。普段は「背広モード」か「体操モード」で元気で優しいが、あまりに理不尽なコトがあると「ファイヤーモード」に変身するらしい。
バックナンバーはこちら
著作紹介
BOOK03
『必読! 私立園で働く主任・学年主任のためのスタディブック』
八田哲夫著
¥1500(税込)
BOOK01
『教えて!
保育者に求められる100の常識』
八田哲夫・長屋あゆみ[共著]
¥1000(税込)
BOOK02
『実践! 新人・若手保育者の
ためのトラブル・シューティング集』
八田哲夫・溝上健二[共著]
¥1000(税込)

購入希望はPDFダウンロード後ファックスにて注文してください。
注文用PDF・532KB