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この映画の舞台は、1939年。第2次世界大戦の戦火迫るイタリア。いつも笑顔を絶やさないユダヤ系イタリア人グイドは、本屋開業のためトスカーナのある町にやってきた。
そこで小学校教諭のドーラに恋をする。困難の末結ばれた二人にやがて息子ジョズエが生まれ、一家は笑顔の絶えない幸せな日々を送る。しかしジョズエの5歳の誕生日、ついに戦禍はこの町にもおよび、グイドたちは強制収容所に送られてしまう。グイドは家族のため、息子の命を守るため、ある「嘘」をつく。絶望と死が支配する収容所の中、グイドの前向きな明るさと絶やさない笑顔が彼ら家族にやがて奇跡をおこす…
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映画のあらすじはこんな感じですが、この映画は私立幼稚園・保育園の職員のために作られたんだと私は思っています。
私立園では「園児の安全は自分たちの命に代えても守ります」という職員心得を掲げている園がありますが、実際に「命に代えても…」というのはこういうことかとこの映画を見るたびに心から納得します。
一度この映画を解説者風に早送りしながらダイジェスト的に園内研修で使ったことがあるのですが、そのラストシーンでは大半の参加者が泣きだしてしまいました。その研修は「魂をゆさぶる研修」だった…と今でも忘れられません。鑑賞後の参加者の感想のほとんどが「子を思う親の本当の気持ちが良くわかりました」「これから子供を預かる時の自分の気持ち、絶対変わります!」というものだったのには、想定内だったとはいえ、あまりの反響の大きさに驚きました。
自分の子供を持ったことがない若い職員が、実の親の気持ちにどこまで迫れるかは、本人の資質もさることながら、こういった疑似体験も時には有効なのではないでしょうか。
「わが子を愛するように子供たちを愛します」永遠のテーマもあります。
「言うは易し、しかし行なうは難し」限りなくテーマに迫るためにもこの映画は一見の価値があります。
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みなさん、こんにちは! みぞけんまんです。
このコーナーは、多くの対象の方(子供に関係する方全て)に気軽に読んでいただこうと思いまして、あれこれと考えた結果、特に親しみやすい「映画」や「本」などを切り口にしながら、あくまでアメリカンに、シュガー&ミルクたっぷり?にお伝えし、「全ての道は私立園に通ず」を実証していこうとするものです。
みなさん、どんどん遊びに来てください! このページを通して、仕事中だけでなくプライベートな時間にも「ラフに」、しかしながら「常に」、子供たちのこと、保護者のことが考えられるような感性を身につけられたら(学べたら)、どんなにすばらしいことでしょう。そんな学びの部屋へご招待します。 |
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著作紹介 |
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『実践! 新人・若手保育者の
ためのトラブル・シューティング集』
八田哲夫・溝上健二[共著]
¥1000(税込)
購入希望はPDFダウンロード後ファックスにて注文してください。 |
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