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寒さの厳しい2月です。こんなときは、学びの部屋でコタツにみかん、そして映画or読書!に限りますね。さて、今月の学びは「ファンタジーな映画っていいな!」です。寒い時こそ、ハートウォームな映画や本で、心をたくさん暖めましょう!
そして暖かくなったその心で子供たちを育てて欲しいと思います。邦画では以前も取り上げた「鉄道員」「ワンダフル・ライフ」「星に願いを」に加え、「僕の彼女はサイボーグ」「四日間の奇跡」「黄泉返り」などがお勧めです。
今回は久しぶりに洋画です。そして、学びの部屋的にも今回は有名な「フィールド・オブ・ドリームズ」です。そして、皆さんのように子育てに関わる人に特に考えて欲しい場面といえば、やはりあの映画史上に燦然と輝く、あのラストシーンでしょうか。
『主人公のケビン・コスナーが父に「天国はあるのかい?」と尋ねます。その問いに父は「ああ、あるとも。それは夢のかなう所だ」。ケビンは周りを見回し「ここがそうかもしれない」。そして小さな声で、「父さん、キャッチボールしないか」「ああ、やろう」涙をこらえながらキャッチボールをするケビン。最後のタイトルバックに「全ての両親に捧げる」のメッセージ……』
泣けます。これを描きたくて作られた映画だったんだ……、そんなラストでした。
そして、この映画の主人公は果たして誰なのだろう? そんなことまで考えさせられました。
この映画の主題が「あきらめるな。夢はいつかきっとかなう」と「親子の絆」だとしたら、そのメッセンジャーは主演のケビン・コスナーではなく、実は最後に登場した彼の父親だったのかもしれません。
すでに他界した私の父は、細かい注意の多かった母に比べると本当に穏やかな人で、腕白だった私は、怒られたことがほとんどありませんでした。いつもニコニコしていました。山の柿を他人のものとは知らずに盗んで捕まった時も、火遊びの挙句村の山を半分焼いて消防車を3台出動させてしまった時も、貯水池の水を全部抜いて空にしてしまい、周りの田んぼをすべて水浸しにしてしまった時も、不思議と怒られませんでした。
ただ一度だけ、嘘をついたときに「嘘はあかん!」と張り倒されたことがあります。その時の痛みと後悔の気持ちは今でもはっきりと覚えています。
父が死んだ時に残してもらった財産など何もありませんでしたが、私は父から一番大切なものを分けてもらえたようです。
いざというときの子育てのキモはやっぱり「親父(おやじ)」です。
「父親っていいな!」。
日本中のすべての父親に贈る「フィールド・オブ・ドリームズ」、是非見て欲しい一本です。
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みなさん、こんにちは! みぞけんまんです。
このコーナーは、多くの対象の方(子供に関係する方全て)に気軽に読んでいただこうと思いまして、あれこれと考えた結果、特に親しみやすい「映画」や「本」などを切り口にしながら、あくまでアメリカンに、シュガー&ミルクたっぷり?にお伝えし、「全ての道は私立園に通ず」を実証していこうとするものです。
みなさん、どんどん遊びに来てください! このページを通して、仕事中だけでなくプライベートな時間にも「ラフに」、しかしながら「常に」、子供たちのこと、保護者のことが考えられるような感性を身につけられたら(学べたら)、どんなにすばらしいことでしょう。そんな学びの部屋へご招待します。 |
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著作紹介 |
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『実践! 新人・若手保育者の
ためのトラブル・シューティング集』
八田哲夫・溝上健二[共著]
¥1000(税込)
購入希望はPDFダウンロード後ファックスにて注文してください。 |
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