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2008年度最後の学びの部屋です。今年度も私の部屋にはたくさんの方々が訪れてくださいました。本当にありがとうございました。実はこの一年、訪れた皆さんが帰っていくたびに、いつも考えていたことがあります。それは子供たちが幼稚園や保育園を卒園していくときに、一つだけといわれれば、一体、何を持たせてやるべきなのか、将来社会に出て行く自分の子供に、一つだけといわれれば、一体、何を持たせてやるべきなのか、ということでした。
そして私が一年経った今、出した結論。それはお金や特別な「モノ」でもなく、何かの「資格」でもありません。それは夢や目標……でした。
なぜならば、夢や目標があれば努力できる、夢や目標があれば成長できるからです。
かなり前から、多くの子供は夢や目標を失ってしまったのではないかと思っています。その結果、今、多くの大人も夢と目標をもてないままでいるような気がします。特に仕事柄、私立園の職場において、そのことをはなはだしく感じます。夢や目標を持たない先生たちは働くことの喜びも失いつつあります。これがどれだけ不幸なことか。仕事をするのがつまらない、辛い、我慢。これがどれだけ不幸なことか、皆さんにならわかると思います。
子供たちに夢を。目標を。そうすれば、その子供たちが大人になったとき、日本中には夢をもった大人が溢れているのではないでしょうか。そういえば隣の部屋でも、はっちゃんまんが“夢”をキーワードに変身し、今月はすごいことがおきていますね(笑)。
今回は学びの結論から先に述べてしまいましたが、今回紹介する作品は、初めて日本経済が成長を止め、体力の無い企業が、コスト削減やリストラに狂いだした時代を舞台にした「陽はまた昇る」です。
現代の日本と非常に似通う部分があります。物語の主題は明らかに「ネヴァーギブアップ」なのですが、私が最も印象深かったのは、ラストシーンでの主人公の子供の姿でした。この子供は主人公の息子ですが、父親が夢をかなえた工場の屋上で、父親が夢をかなえた姿を見て、とても誇らしげでした。あまりにも強烈な、父親の「夢」とそれを死に物狂いで「実現した姿」を見て、戸惑いながらも、この子供の将来はおそらくどんなことがあっても大丈夫だろうと思えるほど、誇らしげでした。
「ネヴァーギヴアップ・ジャパン、ネヴァーギヴアップ・自分」この作品は、今うつむきがちな日本中の大人(もしかしたらあなたも?)に、4月を迎える前に、絶対に観てもらいたい!そんな、めちゃくちゃ元気が出る映画です。
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みなさん、こんにちは! みぞけんまんです。
このコーナーは、多くの対象の方(子供に関係する方全て)に気軽に読んでいただこうと思いまして、あれこれと考えた結果、特に親しみやすい「映画」や「本」などを切り口にしながら、あくまでアメリカンに、シュガー&ミルクたっぷり?にお伝えし、「全ての道は私立園に通ず」を実証していこうとするものです。
みなさん、どんどん遊びに来てください! このページを通して、仕事中だけでなくプライベートな時間にも「ラフに」、しかしながら「常に」、子供たちのこと、保護者のことが考えられるような感性を身につけられたら(学べたら)、どんなにすばらしいことでしょう。そんな学びの部屋へご招待します。 |
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著作紹介 |
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『実践! 新人・若手保育者の
ためのトラブル・シューティング集』
八田哲夫・溝上健二[共著]
¥1000(税込)
購入希望はPDFダウンロード後ファックスにて注文してください。 |
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